離乳食はいつまで与えるもの?いつからなにを食べさせる?

赤ちゃんが生後半年ごろになると、離乳食が始まります。赤ちゃんの体をつくり、成長するためには欠かせないものですが、「いつまで続ければ良いのかよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、離乳食の期間や、どんなものを食べさせれば良いのかについて、月齢ごとに分けて紹介します。
目次
離乳食は1歳~1歳6ヶ月ごろまで
離乳食は生後5~6ヶ月ごろから始めて、1歳~1歳6ヶ月ごろまでに終わる赤ちゃんが多いです。赤ちゃんに負担がかかったり、成長が遅れたりしてしまうので、早すぎても遅すぎてもよくありません。
生後半年過ぎたあたりから、赤ちゃんの体調が良い日に少しずつ始めてみましょう。
離乳食を始めたほうが良いタイミングですが、いくつか目安となるポイントがあります。
まずは首が座っていることです。首が座っていることで支えとなり自分の力で座ることができるので、正しい姿勢で食事をすることができます。
食べ物に興味を持っていることも大切です。パパやママが食べているものを欲しがりはじめたら離乳食を開始しましょう。
時期別の離乳食
赤ちゃんの成長は月齢がひとつ進むだけでも大きく変わるため、それに合わせて離乳食の内容も変えなければなりません。
ここでは、時期別の離乳食の与え方や注意点について解説します。
離乳食初期(生後5~6ヶ月ごろ)
初期の離乳食は、ヨーグルト状にすりつぶして飲み込みやすいものを与えましょう。
まずはつぶしがゆ、慣れたらゆでた野菜をすりつぶしたもの、すりつぶした豆腐など内容を変えながら与えるのがおすすめです。1日小さじ1杯から様子を見て、1週間で小さじ3杯まで食べられるようにゆっくり進めましょう。
食べるのを嫌がるようなら、無理に与える必要はありません。ミルクや母乳などで栄養を補えば大丈夫です。食べるのが嫌になってしまわないように注意してあげましょう。
離乳食中期(生後7~8ヶ月ごろ)
このころになったら、離乳食を1日2回与えて様子を見ましょう。気を付けたいのは食事のバランスです。おかゆや野菜を中心に、鶏のささみや白身魚なども与え、たんぱく質が不足しないように注意したいですね。食べる総量は、小さい子供用のお茶碗に半分ぐらいが目安です。
離乳食後期(生後9~11ヶ月ごろ)
1歳間近になると、1日3回の離乳食に移行できるように、徐々に授乳の回数を減らしていきましょう。食事のバランスやリズムを整えて、大人と同じ時間に食べる癖をつけます。手でつかんで食べられるようなメニューにすると、指先の発達も期待できるのでおすすめです。
離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月ごろ)
1歳を過ぎたら手づかみで食べることが増えます。離乳食から幼児食に移行する期間でもあるので、手づかみで食べやすいおにぎりや野菜スティックなど、子供が選びながら楽しんで食事ができるように工夫しましょう。
大人と同じ食生活のリズムを確立するのもこの時期です。ママ・パパと一緒に食卓を囲むのを当たり前にしたいですね。
幼児食への移行のタイミングは?
幼児食に移行するタイミングは1歳~1歳半ごろが多いです。自分の前歯で食べ物を噛みきり、噛み潰せるようになったら徐々に幼児食に移行してみましょう。
幼児食なので、大人と完全に同じものを食べるわけではなく、大人の食事よりも柔らかくする、薄味にするなど、固さや大きさは調整が必要です。大人と同じものが食べられるのは3歳ごろからなので、それまでは幼児食で食事そのものや食べ物に慣れさせておきましょう。
まとめ
今回は離乳食の内容と幼児食への移行期について紹介しました。離乳食は赤ちゃんの成長過程のひとつです。育児にあまり余裕のないママ・パパであれば、「離乳食が始まると忙しくなる…」と憂鬱に思うかもしれませんが、離乳食づくりは気負わずにのんびりと進めましょう。
赤ちゃんがママ・パパと一緒においしく楽しく食事をすることが一番です。大人と同じ食生活のリズムをつけることと栄養を摂ることが目的なので、一緒に食事を楽しみながら成長を見守りましょう。