つわりはいつから始まる?和らげる方法とは

妊娠するとほとんどの人が苦しむことになるのがつわりです。つわりの程度は人それぞれですが、多かれ少なかれほとんどすべての人が経験します。このつらいつわりは、いつ始まっていつごろまで続くのでしょうか。今回は、つわりが始まる時期やつわりを和らげる方法について紹介します。
つわりが始まる時期
つわりが始まるのは、早い人で妊娠4週目ごろからといわれています。通常は妊娠5~6週目ごろから始まり、15~16週目ごろで収まり始め、20週目ごろまでには完全に収まるのが一般的です。つわりが最もつらいのは8~9週目ごろとなります。
つわりの症状は個人差が大きく、ほとんどつわりの症状がないまま出産を迎える人もいれば、出産が近づいてもつわりに苦しむ人もいます。体質によって症状の内容も異なるため、つわりと付き合っていく方法を見つけなければなりません。
つわりの症状
経験する人が多いのが吐き気です。「吐きづわり」ともいわれ、つわりが始まると吐き気を感じる人が多くなります。胃がむかむかしたり、食べようと思っても気持ち悪くて食べられなかったりするだけでなく、水を飲んだだけで吐いてしまう人もいるのです。
また、においに敏感になるのも代表的な症状のひとつです。お米が炊ける匂いで吐き気をもよおすということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。これまでは良い匂いだと感じていた匂いでも、つわりが始まると不快でしかない匂いになってしまうのです。これは、妊娠によって自律神経が乱れることに起因しています。
また「食べづわり」といって、食べ物を口にしていないと気持ち悪くなるつわりもあります。吐きづわりは食べたら吐いてしまうつわりなので、逆の症状ですね。自分がどちらのタイプのつわりなのかは、症状が始まってみないとわかりません。どちらのつわりになるとしても対策を知っておきましょう。
つわりを和らげる方法
つわりを完全になくすことはできませんが、対策をすることによって軽くすることはできます。吐きづわりは、吐くことによって体から水分が出て行ってしまうため、スープやアイスキャンディー、ジュースなど水分だけはきちんと摂りましょう。
「おなかの赤ちゃんのために栄養を摂らないと…」と無理に食べ物を口にしても、吐いてしまうので悪循環です。そういうときは無理して食べずに、食べたいと思ったときに少量でも良いので食べたいものを食べると良いでしょう。
また、匂いが気になるなら常にマスクをつけて過ごすのもひとつの方法です。自分がどの匂いで吐き気がくるのかわからないため、どんな匂いにも対応するためにマスクをつけておきましょう。さらに、家の中にある匂いを発するものをなるべく除去しておくのもおすすめです。
食べづわりなら、空腹の時間を減らすように食事を小分けにすると良いでしょう。ただ、食べすぎて摂取カロリーをオーバーしないよう注意が必要です。
カロリーが低いものを選び、いつでも食べられるように常備しておきましょう。卵などのタンパク質やビタミンが含まれるフルーツなどがおすすめです。
ほかにも、酢の物などのすっぱいものを食べたり、プリンやゼリー、アイスクリームなどのスイーツを食べたりしてもつわりが和らぐことがあります。食べられそうなものを食べられるときに食べてつわりを乗り切りましょう。
まとめ
今回は、つわりの時期や和らげる方法について紹介しました。つわりは多くの妊婦さんが経験する試練です。始まる時期や終わる時期には個人差がありますが、いつかは必ず終わりがくるので、自分のつわりがどんな方法で和らぐのかを知って対策を立てましょう。
つらいときは無理をせず、自分の体と心をいたわりながら、妊娠期間を乗り切りましょう。