本当に合ってる?そのトイレトレーニングの進め方

子育ての関門の一つであるトイレトレーニング。根気よく付き合わないといけないとわかっているものの、焦りもあって悩みばかり増えてしまう…という人もいるのではないでしょうか。「もしかしてうちのトイレトレーニングは間違っているのかも?」と不安に感じている人も多いと思います。今回はトイレトレーニングの進め方についてご紹介します。
目次
中々うまくいかないのはなぜ…? トイレトレーニングのやり方を見直してみよう
そもそもトイレトレーニングがうまくいかない理由は何なのでしょうか。まずはトイレトレーニングのやり方を見直してみましょう。
●成長リズムに合わせているか?
トイレトレーニングを行うには子どもが尿意を理解し、自分でトイレまで行けるようになる必要があります。まだトイレトレーニングに達するまで成長していないのに、トレーニングを行うことは難しいのです。
子どもがトイレトレーニングに必要な力を得るまでに成長しているのか、トレーニングを開始する時期が成長リズムに合っているのか、よく見極めたほうがよさそうですね。
●できないと怒っていない?
トイレトレーニングを始めたばかりの頃は「できなくて当たり前」というスタンスで挑まなくてはなりません。最初からできるなんてありえないのです。
頭ではわかっているつもりなのに、「ついついできない我が子に怒ってしまう…」ということはありませんか?焦ってイライラしてしまいますよね。怒られるとトイレ自体が嫌になってしまう子どもも多いので、根気強く付き合いましょう。
●長い間、ダラダラと続けてしまっている
長い間トイレトレーニングを続けていると、子どもも親もストレスがたまってしまいます。本当は短期集中で行うのと良いのですが、子どもにも個人差があるので、なかなかそういうわけにもいきませんよね。
ちょっとマンネリしてきたなと思ったら、いったん止めてみるのも一つの方法です。メリハリのあるトイレトレーニングのほうが、子どもも親も楽しみながら続けることができるでしょう。
●無理やり連れて行く
嫌がる子どもを無理やりトイレに連れて行っていませんか?トイレに対して嫌な気持ちを植え付けると、トイレトレーニングには逆効果です。自分から進んでトイレに行くように仕向けるための工夫を考えてみましょう。
逆転の発想で再挑戦!
ういかないときはあえて「逆を行く」!逆転の発想も大切です。
●汚れるのは覚悟で普通のパンツに挑戦!
トイレトレーニング前のお子さまは通常ならお漏らしをしてもいいようにおむつを履かせていると思いますが、あえて普通のパンツに挑戦してみてはいかがでしょうか。子どもも「何かいつもと違う…?」と感じ始め、トイレに行ってみようと思ってくれるかもしれません。汚れるのを覚悟で、思い切って挑戦してみる作戦です。
●手間を惜しまず、おまるからスタートしてみる
手間がかからないようにおまるを使わずにトイレだけ、という家庭もあると思いますが、子どもにとっては、「大人と同じトイレは大きくて少し怖い」と感じているかもしれません。子ども用のかわいらしいおまるからスタートしてみてはいかがでしょうか。
●今まで以上にうんと褒めてあげる!
ちょっとでも上手にできたときは、今まで以上に思いきり褒めてあげましょう。「トイレが上手にできたらこんなに褒めてもらえるんだ!」と、子どもがトイレに行くのを楽しみにするように、大げさに褒めてあげてくださいね。
トイレに行く意欲を高めてみて!楽しみながら進めよう
トイレトレーニングは、とにかく子どもも親も楽しんで行うことが大切です。トイレは楽しいところ、上手にできたら褒めてもらえるところ、など子どもに良いイメージを持ってもらいましょう。
「楽しい」というイメージを持ってもらうために、トイレの絵本の読み聞かせをしてみるのもいいですね。トイレに関する絵本はたくさんあるので、まずは絵本でイメージをつかんでもらうのもおすすめです。
「嬉しい」というイメージを持ってもらうには、「トイレができたカード」を作り、スタンプやシールを貼ってあげるのが効果的。子どもはスタンプやシールが好きなので、子どもが好きなキャラクターのシールなどを用意して、トイレができたら、その都度、貼ってあげましょう。
さて、今回はトイレトレーニングについて紹介しました。トイレトレーニングは、楽しく根気強く行う工夫が必要です。あきらめずに、怒らずに、我が子を信じて見守ってあげてくださいね。