成長の証!赤ちゃんの寝返りはいつから?

赤ちゃんが自力で動く最初の動作が寝返り。寝返りができたらちょっとした記念日になるほど、成長した証として喜ばれる動作です。赤ちゃんの寝返りはいつごろから始まるのでしょうか。ここでは、赤ちゃんが寝返りを始める時期や注意点について紹介します。
赤ちゃんはいつから寝返りが出来る?
寝返りを始める時期は個人差が大きいですが、一般的には4ヶ月~6ヶ月頃が多いです。3ヶ月で首が座り、6ヶ月ほどで起き上がってお座りをするようになるのですが、お座りをする前後に寝返りをし始めます。腰回りや首、腕の筋肉が発達しているという証拠にもなるので、喜ばしいことですよね。
ただ、成長のスピードは赤ちゃんによって違います。そのため、半年前後で寝返りを始めるのは早いほうだと考え、「うちの子は遅い…」とあまり深刻にならないようにしましょう。実際には、7ヶ月や9ヶ月など、寝返りを始める時期はまちまち。気負わずに赤ちゃんの成長を見守りたいですね。
寝返りトレーニング
なかなか寝返りを始めない赤ちゃんには、スキンシップやコミュニケーションの一環として、軽めの寝返りトレーニングをするのもおすすめ。赤ちゃんは、寝返りが完全にできなくても、寝返りをしようとする動作を始めるので、そのサポートをすることで、赤ちゃんが寝返りのトレーニングをすることができるのです。
赤ちゃんは下半身を先にひねって寝返りをしようとするので、その状態になったら腰と背中に手を当てて、寝返りしやすいようにやさしく支えてみましょう。
また、寝返りをする方向から名前を呼んだり、赤ちゃんの好きなおもちゃを置いたりするのも効果的。根詰めずに楽しくトレーニングをしてみましょう。
寝返りがはじまったらここに気をつけて
赤ちゃんは、しばらくは同じ方向にしか寝返りをしない子も多いです。広い部屋でも、ひたすら同じ方向にころころと寝返りを続けるので、壁にぶつかることもよくあります。壁にぶつかるぐらいならまだいいのですが、ベビーベッドの上に寝かせる場合、寝返りによってベッドから転落してしまう恐れもあるのです。
大人から見たら大して高くない段差やベッドでも、赤ちゃんが勢いよく落ちてしまうと大変。大けがにつながりかねないので、寝返りが始まったらベッドに寝かさないように気を付けましょう。また、やむを得ずベッドに寝かせる場合は、目を離さないようにしたいですね。
うつぶせ寝に注意
寝返りをすると、うつぶせ寝になってしまう赤ちゃんもいます。息がしにくくなってしまうので、うつぶせ寝にならないように注意して見ておきたいところ。手が体の下に入ってしまったり、首が変な向きに曲がってしまったりすることも考えられるので、苦しい思いをさせないように気を付けましょう。
誤飲に注意
赤ちゃんは寝返りができるようになると、寝返りで部屋中を移動することになります。行動範囲が広がるので、アクセサリーやティッシュなど、赤ちゃんが口の中に入れてしまいそうなものは片づけておきましょう。
掃除はこまめに
赤ちゃんが寝返りを始めると、気づいたら部屋のあちこちにころころと転がっていってしまいます。部屋の隅っこのほこりが溜まっているエリアにもお構いなし。赤ちゃん自身がモップとなって、部屋のあちこちやベッドの上にほこりを運んでしまうことになります。また、赤ちゃんの体にも良くないので、部屋の掃除はこまめに、ていねいに行いましょう。
寝返りは、赤ちゃんの成長を見守る周囲の大人にとって、非常に大きな第一歩です。赤ちゃんも、自分で移動できるようになってうれしいのか、部屋中をころころと転がって移動していきます。そんなかわいらしい赤ちゃんの成長を優しく見守りたいですね。
もちろん、寝返りの時期には個人差があるので、同じような月齢のほかの赤ちゃんが寝返りを始めたからといって、我が子の成長が遅いというわけではありません。いつかは必ず寝返りをするようになるので、焦らずに根気強く成長を見守りましょう。