首すわりは3~4ヶ月ごろから。確認方法や抱っこの注意点

首すわりは赤ちゃんの発達を知ることができる、最初のバロメーターです。ママ・パパは発育状態を正しく把握して、赤ちゃんのステップアップを安全にサポートしていきましょう。
今回は、赤ちゃんの首すわりと、抱っこの際の注意点について解説します。
赤ちゃんの首すわりとは
赤ちゃんの「首すわり」とは、ママ・パパが頭を支えなくても首がぐらぐらしなくなり、安定して頭を動かせるようになる状態のことです。「首がすわる」とも表現され、赤ちゃんの発達度合いを示す指標とされています。一般的に、赤ちゃんの首がすわるのは生後3~4ヶ月ごろです。
生まれたばかりの赤ちゃんは筋力がなく、重い頭を自力で支えることができません。出生後、体の機能が発達する段階で首がすわり、自力で頭を動かせるようになっていきます。
とはいえ、赤ちゃんの発達は個人差が大きく、生後3~4ヶ月ごろという首すわりの時期はあくまでも目安です。早ければ生後2ヶ月で首がすわり始める赤ちゃんもいる一方で、生後5ヶ月経ってようやく首すわりが完了する赤ちゃんもいます。焦らず赤ちゃんの成長を見守りましょう。
首すわりは赤ちゃんの成長や発達の第一歩です。赤ちゃんは首がすわることで寝返りができるようになり、次に「おすわり」「はいはい」「立って歩く」と、順に運動機能がステップアップしていきます。
首すわりを確認したら積極的に赤ちゃんを運動に誘って、うまく身体の発達を促していきましょう。
首がすわった状態とは
赤ちゃんの首すわりが完了したことを確認する判断基準は、次の3つです。3つの基準をすべてクリアしていたら、赤ちゃんの首がすわったと判断して良いでしょう。
赤ちゃんの体調と機嫌が良いタイミングで、無理をさせることなくチェックしてください。
1.うつ伏せにしたときに自分で頭を持ち上げることができる。支えられなくても自分で首を動かし、頭の向きを左右に変えることができる
2.縦抱きをしたときに、大人の支えがなくても頭をまっすぐに保てる
3.仰向けに寝かせてから両手を引き、上半身をゆっくり引き起こしたときに、首が後ろに倒れずに体と一緒に頭がついてくる
自分たちで首すわりが判断できないときは、医師や看護師さんなどの専門家に見てもらうのが確実です。3ヶ月検診の際でもチェックしてもらえます。
もしも赤ちゃんの首すわりが遅かったとしても、ママ・パパが悩む必要はありません。一人で抱え込まず、かかりつけの小児科医や保健士さんに相談をしましょう。
首がすわったころの抱っこの注意点
赤ちゃんの首がすわると、抱っこのときママ・パパの負担が減って楽になりますが、油断は禁物です。
赤ちゃんの首は徐々に安定していくため、「首すわりが完了した」と判断しても、1ヶ月くらいは様子を見ておきましょう。赤ちゃんの発達は非常にゆっくりであり、ある日を境に急に首が安定するわけではありません。
また、「首すわりのチェックをしたときが、たまたま調子が良かっただけ」というケースも多いです。縦抱っこをしているときに突然首がガクッと動くこともあるため、当面の間はママ・パパが手を添えて、赤ちゃんの首や頭の動きをサポートしてあげてください。
首がすわると安定した状態で縦抱っこやおんぶができるようになり、外出の機会も増えてきます。そんなときは、便利な抱っこひもを活用してみてください。ママ・パパの身体にかかる負担も減り、きっと親子で楽しくお出かけが楽しめますよ。
首すわり期に使う抱っこひもを選ぶポイントは、適応月齢をしっかり確認することです。いつぐらいまで使うのかも確認して選べば、長く愛用できて経済的です。
お店でも、「縦抱き」「横抱き」「おんぶ」といった3WAYで使える機能的なものや、おしゃれなものなどバリエーション豊かな抱っこひもをご用意しています。
まとめ
赤ちゃんの首すわりが完了すると授乳やお風呂、着替えのお世話も楽になるため、育児の負担が少し減ります。負担が減ったぶん、親子のコミュニケーションを増やして、もっと育児を楽しみましょう。そして首すわり完了後は、便利な抱っこひもを活用するのがおすすめです。