赤ちゃんは鼻をかめない!自宅でできる赤ちゃんの鼻水ケア

赤ちゃんは自分の力で鼻をかむことができません。そのため、周囲の大人がケアしてあげる必要があります。赤ちゃんの鼻水のケアはどうすれば良いのでしょうか。今回は、自宅でできる赤ちゃんの鼻水のケアについて紹介します。
赤ちゃんの鼻水の種類と原因
赤ちゃんの鼻水の種類は、大きく分けてふたつあります。1つ目は、粘り気があって透明な鼻水で、2つ目はサラサラしていて透明な鼻水です。
粘り気があって透明な鼻水は大抵の場合、風邪が原因であることが多いです。生後間もない赤ちゃんは、ママからもらった免疫のおかげで風邪を引きにくいといわれていますが、それでも風邪にかかるときはかかってしまいます。
風邪なら、赤ちゃんが自分の免疫力で自然と治癒するのを見守るのが一般的です。しかし、赤ちゃんは鼻をかむことができないので、鼻水のケアをしてあげなければなりません。きちんとケアをしないと、赤ちゃんが息苦しくなったり、ミルクや母乳を飲みにくくなったりするので、赤ちゃんが風邪を引いているときは気を付けて見ておきましょう。
サラサラしていて透明な鼻水なら、たいていの場合はアレルギーや風邪の引き始めであることが多いです。アレルギーはハウスダストや花粉、犬や猫などが原因となりますので、赤ちゃんの周りをきれいに掃除してアレルゲンを取り除きましょう。
また、風邪の引き始めが疑われる場合は、これから熱や咳が出ることもあるため、万が一に備えて準備しておくことも重要です。風邪が重症化しないように、事前に手を打ちましょう。
鼻水は、その形状によってさまざまな原因があります。赤ちゃんの鼻水がどんな鼻水なのかを観察し、鼻水の原因を探って的確に対処しましょう。たいていの場合は急いで病院に行かなければならないほどの事態にはなりませんが、赤ちゃんの様子には気を付けて見ておきたいですね。
鼻水の正しい取り方
赤ちゃんの鼻水はどのように取ってあげるのが良いのでしょうか。鼻水の正しい取り方について紹介します。
サラサラした鼻水の場合は、鼻から出てきた鼻水を拭き取ることができます。やわらかいガーゼや水で濡らしたティッシュ、ウェットティッシュなどを使って、優しく拭き取りましょう。鼻の奥で詰まっている場合は、ティッシュでこよりを作って鼻の奥から鼻水を引っ張るように拭き取る方法も試してみたいですね。
粘り気がある鼻水の場合は、拭き取るのが難しいこともあります。そのときは市販の鼻吸い器で吸い取るのもひとつの方法です。電動鼻吸い器や手動の鼻吸い器などさまざまな鼻吸い器が市販されています。ひとつ持っておいても損はありません。
はな吸い器はこんな商品です
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ただ、鼻水を無理に吸い取るのはNGです。鼻の粘膜は出血しやすいほどデリケートなので、あまり無理に吸い取らないようにしましょう。さらに、鼻水のケアをしたあとは保湿クリームなどで鼻の周りを保湿するのも大切です。ワセリンやクリームなど赤ちゃんの肌にも優しいものを使って保湿しましょう。
長引く鼻水はどうする?
風邪だと思って自然治癒に任せていたのに鼻水が長引いているなどの場合は、風邪ではなくアレルギー性鼻炎かもしれません。赤ちゃんの場合はホコリなどが原因のアレルギー性鼻炎の可能性があるので、鼻水が収まらない場合は早めに病院を受診しましょう。
ほかにも、細菌性の急性副鼻腔炎の可能性もあります。一週間以上鼻水が長引いている場合は、小児科の先生に相談しましょう。
まとめ
今回は赤ちゃんの鼻水ケアの方法について紹介しました。赤ちゃんの鼻水の原因はほとんどが風邪なので、自然に治ることの方が多いです。ほかの風邪症状は治ったのに鼻水だけ長引いてるときなど、心配なときは病院を受診しましょう。アレルギーが原因の場合は、そのアレルゲンを突き止めることも必要です。気になるときは小児科の先生に相談しながら自宅で様子を見ましょう。