うんちは赤ちゃんの健康のバロメーター!色をチェックしよう

赤ちゃんのうんちは健康状態を知るためのバロメーターであり、たくさんの情報が含まれています。ママ・パパは赤ちゃんがうんちをしたら、どんな色なのか、量はどのくらいかなどを毎回しっかりチェックすることが大切です。いつもと違ううんちが出た場合、状態に応じた対処が必要です。今回は、赤ちゃんのうんちの色や状態について紹介します。
赤ちゃんのうんちの状態
生まれて間もない新生児は、ママの子宮内で羊水などを飲み込んでいるため、うんちが液状です。回数も多いので、頻繁におむつを替える必要があります。
生後1~6ヶ月のうんちは、泥状のうんちです。ミルクや母乳しか飲んでいないので、固形のうんちは出てきません。回数も新生児の頃と同じぐらい多いので、おむつを頻繁に替える必要があります。
6ヶ月以降は離乳食がスタートするので、うんちは徐々に固くなり始めます。食べるものや量によってうんちの状態が変わるので、これまで以上に気をつけて見ておかなければなりません。
このように、赤ちゃんのうんちは、月齢や口にするものによって大きく変わります。成長するにつれて固形に近いうんちになってくるので、色や状態を注意して見ておきましょう。
赤ちゃんのうんちの色
生後すぐにするうんちは、黒緑色のうんちが多いです。これは、ママの子宮の中で飲んだ羊水や栄養分がうんちとなって出たもので「胎便」と呼ばれています。生後4日くらいまでは、この黒くて粘り気のあるうんちをする赤ちゃんがほとんどです。
ママ・パパのなかには、「授乳を始めたら、赤ちゃんのうんちが緑色になったのでびっくりした」という人もいるのではないでしょうか。緑色のうんちは大人では見られないので、「病気かも?」と心配になってしまいますが、これは赤ちゃんにとっては正常な状態です。
赤ちゃんのうんちは、おなかの中に長い時間あると緑色になることがあります。見慣れない色で驚くかもしれませんが、問題はありません。大腸菌などの腸内細菌によって緑色になることもありますが、こちらも健康面に影響ないため、過度な心配はしなくても大丈夫です。
上記のような例外を除けば、赤ちゃんのうんちは明るい茶色が基本です。離乳食が始まるまではミルクしか飲まないので、液状のうんちになります。白に近いような明るい茶色をしていれば正常な色の範囲内なので、色が薄いからといって心配する必要はありません。
また、特にたくさんミルクや母乳を飲む赤ちゃんのうんちに、白い粒状のものが混ざっていることがあります。これらはミルクのカルシウムや脂肪分のため、こちらも特に問題はありません。
要注意のうんちの色
赤色のうんちは注意が必要です。たとえば、うんちに血が混ざっているような赤色の場合は、細菌性胃腸炎などの可能性があります。同時に嘔吐などがある場合は、緊急事態なのですぐに病院へ行くことをおすすめします。
前述した胎便を除き、黒色のうんちのときは胃潰瘍などの可能性がありますので、こちらも早めに病院を受診しましょう。
貧血気味で鉄分を飲んでいる赤ちゃんも黒いうんちをする場合がありますが、こちらは基本的には問題ありません。とはいえ、長引くようなら病院に行きましょう。
白色のうんちは、ロタウイルス性胃腸炎などの可能性があります。この場合、うんち以外に変わった様子がないか確認することが大切です。単にミルクを飲みすぎて白っぽくなっていることもあるので、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。
赤ちゃんのうんちの色が気になって病院に連れて行くときは、うんちの付いたおむつも一緒に持っていくことが大事です。専門家である医師は、うんちを見ればどんな状態かが分かるので、必ずおむつごと病院に持っていきましょう。
まとめ
今回は、赤ちゃんのうんちの色について解説しました。赤ちゃんは自分で健康状態を伝えることができないため、ママ・パパがこまめにうんちの色をチェックすることが大切です。赤ちゃんがうんちをしたら色や状態をよく観察し、いつもと違っているようであれば、うんちの付いたおむつごと病院に持っていきましょう。