赤ちゃんの歯が生える前兆と生えはじめる時期のお世話のポイントを紹介!

乳歯が生えてくる時期になると、赤ちゃんは歯茎に違和感を覚えて、日ごろの様子に変化があらわれることがあります。「なんだか最近機嫌が悪い気がする」と思っていたら、歯が生える前兆だったということもめずらしくありません。歯が生える時期には、赤ちゃんにどのような前兆が見られるのでしょうか。今回は、赤ちゃんの歯が生える前兆と歯が生えはじめる時期のお世話のポイントを解説します。
目次
見逃さないで!赤ちゃんの歯が生える前兆やサイン
赤ちゃんの歯が生える前兆は、一般的に生後6~9ヶ月ごろにあらわれます。様子の変化に慌てることなく落ち着いて過ごせるように、歯が生える前兆をおさえておきましょう。
よだれが増える
歯が生える時期になると、赤ちゃんは唾液の分泌が増えます。この時期の赤ちゃんは口を閉じて飲み込む機能が未熟のため、増えた分よだれをよくこぼすようになります。
よだれによって口やあご、胸のあたりがかぶれたり湿疹がでたりすることがあるので、よだれかけやタオルで対応しましょう。
夜泣きやぐずりが増える
歯茎の中で歯が成長する際の不快感や痛みが原因で、急に赤ちゃんの寝つきが悪くなったり、ぐずりが増えたりすることがあります。
手や服、おもちゃなどを頻繁に噛む
手指を口に入れたり、おもちゃなどを頻繁に噛んだりする様子は、歯が生える前兆のひとつです。歯茎のむずがゆさが理由で起こります。
赤ちゃんが口に入れそうなものは清潔に保っておきましょう。また、小さいおもちゃや服の装飾を誤って飲み込むことが無いよう注意してください。
歯茎の腫れ・膨らみ・出血
歯が生えてくるときに、歯茎が圧迫されて腫れや膨らみが起こることがあり、赤ちゃんによっては出血するケースもあります。この場合、ほとんどが一過性なので問題はありません。ただし病気の可能性もある為、心配な症状の場合は歯科医師に相談しましょう。
食欲が落ちる・飲食を嫌がる
食欲が落ちたり、食べ物や飲み物を口にすることを嫌がったりする理由の一つとして、歯が生えることにより歯茎に痛みを感じているからという可能性があります。
発熱
歯が生える直前の時期に知恵熱を出す場合もあります。ただし、熱が38度以上に上がるようなら注意が必要です。病気や感染症にかかっている可能性もあるので、かかりつけ医に相談しましょう。
赤ちゃんの歯が生える前兆が見られないときは?
歯が生える時期は個人差が大きく、同じような月齢の赤ちゃんでも生えるタイミングはさまざまなので、周りと比べて不安になる必要はありません。多少の時期のずれは問題ありませんので、ゆったりと赤ちゃんの様子を見守ってください。
もし、1歳3ヶ月を過ぎても生えてこない場合は、何らかの理由で生まれつき歯が足りない先天性欠如の可能性があります。歯科医師に相談してみましょう。
赤ちゃんの歯が生える前兆があるときのお世話のポイント
歯が生えはじめる時、また生え始めた後に少しでも赤ちゃんが快適に過ごせるよう、歯が生える前兆があるときのお世話のポイントを把握しておきましょう。
歯固めを与える
歯茎にしっかり感触が感じられるような適度な固さが必要です。歯固め専用のおもちゃのほかには、布やタオル、フランスパンのような固めのパンもおすすめです。誤飲に気をつけながら見守りましょう。
口の中を冷やす
ひんやりとした感触が不快感を和らげます。特に歯茎が腫れているときにおすすめです。冷やしたお茶やフルーツをあげるほかに、歯固めを冷蔵庫で冷やすという方法もあります。極度に冷やし過ぎないよう、冷凍庫で冷やすことは避けましょう。
歯茎をマッサージする
大人の指に濡らしたガーゼを巻き付け、赤ちゃんに噛ませたり、優しく円を描くように歯茎をマッサージしたりするのもおすすめです。
口まわりの肌ケアをする
よだれが増えてきたらこまめに拭くようにしましょう。綿などの肌に優しい素材のタオルやガーゼ、よだれかけなどが適しています。
歯が生える前に、歯磨き練習で慣れさせる
今後の歯磨きに向けて、まずは歯ブラシに慣れてもらいましょう。歯磨きする際は、楽しく遊ぶような雰囲気を心がけてください。
使用する歯ブラシは赤ちゃん用の歯ブラシを使いましょう。持ち手がリング状で掴めるタイプの歯ブラシは安全性が高くおすすめです。
まとめ
赤ちゃんの歯が生えるときには、さまざまな前兆があらわれます。機嫌が悪かったり、ぐずったりすると焦ってしまうこともありますが、生える前の一時的な様子なので、ゆったりと構えて対応しましょう。
また、生える時期や生え始める歯の順番などは個人差が大きいため、周りと比べず、ゆっくり赤ちゃんの成長を見守ってくださいね。