子どもの集中力はなぜ続かない?原因と集中力アップの方法を解説
「うちの子、すぐに飽きてしまう……」と悩んでいませんか?子どもの集中力が続かないのには理由があり、適切な対応で改善できます。今回は、子どもの集中力を高める方法について解説します。
目次
子どもが集中できる時間の目安

幼児期の子どもが集中できる時間は、一般的に「年齢+1分」といわれています。つまり、3歳なら4分程度、5歳なら6分程度です。この目安を知っておくことで、「集中力がない」と焦る必要がないことがわかります。
また、年齢に関係なく、人間がしっかり集中できるのは15分程度が限界という説もあります。大人でも長時間の集中は難しいため、幼児期の子どもに長い集中を求めるのは無理があるのです。子どもの発達段階に応じた期待値を持つことが、適切なサポートにつながります。
子どもの集中力が続かない原因

子どもの集中力が続かない背景には、いくつかの要因があります。ここでは主な原因について解説します。
気が散る刺激が多い
子どもは周囲の刺激に敏感で、テレビの音や目に入るおもちゃなど、気になるものがあるとすぐに注意がそれてしまいます。
大人以上に環境からの影響を受けやすいため、集中を妨げる要素が多い場所では、当然、集中力は続きません。
苦手なことをしている
興味のないことや苦手な活動に取り組んでいる場合、集中力は持続しにくくなります。
特に幼児期は、楽しいと感じることに自然と夢中になる一方で、つまらないと感じることからはすぐに離れてしまう傾向があります。
不安がある
子どもが何か心配事を抱えていたり、不安を感じていたりすると、目の前のことに集中できなくなります。心理的な安定は、集中力の土台となる重要な要素です。
生活習慣が乱れている
睡眠不足や食事の偏り、運動不足など、生活リズムが整っていないと、集中力にも影響が出ます。体調が万全でなければ、どんなに工夫しても集中することは難しいでしょう。
子どもの集中力を高める方法

日常生活の中で実践できる、子どもの集中力を育てる方法をご紹介します。
興味のあることをたくさんさせる
子どもが夢中になれることを十分にさせてあげることが大切です。勉強以外のことでも構いません。好きな遊びやお絵かき、工作など、興味のあることに取り組む中で培われた集中力は、やがて勉強など他の場面でも発揮されるようになります。まずは「集中する体験」を積み重ねることが重要です。
時間を設定しメリハリをつける
タイマーで時間を計るのも効果的な方法です。集中タイムと休憩タイムを繰り返すことで、メリハリのある活動ができます。「あと5分頑張ろう」と具体的な時間を示すことで、子どもも見通しを持って取り組めるようになります。短い時間から始めて、徐々に延ばしていくのがコツです。
周囲の環境を整える
集中できる環境づくりは親ができる大切なサポートです。テレビを消す、机の上には必要なものだけを置く、絵本やゲーム機などのおもちゃを遠ざけるなど、気が散る要素を減らしましょう。シンプルで落ち着いた空間が、子どもの集中を助けます。
子どもの集中力について注意しておきたいこと
集中力を育てる上で、親の接し方も重要なポイントになります。ここでは気を付けたい点について解説します。
集中しているときは見守る
子どもが何かに集中しているときは、話しかけずに見守りましょう。せっかくの集中が途切れてしまいます。また、ほかのことに気がそれている場合も、ある程度は見守る姿勢が大切です。すぐに声をかけずに、子ども自身が戻ってくるのを待つ余裕を持ちましょう。
「集中力がない」と指摘しない
否定的な言葉は子どもの自信を失わせます。「集中力がない」と指摘するのではなく、少しでも集中できていたら「頑張っていたね」と褒めてあげましょう。ポジティブな声かけが、子どものやる気を引き出します。
好きなことを禁止しない
「ゲームばかりで困る」と思っても、好きなことを一方的に禁止するのは逆効果です。「これが終わったらゲームができる」など、好きなことをモチベーションとして活用する方法もあります。上手に取り入れることで、メリハリのある生活につながります。
まとめ
子どもの集中力は、発達段階に応じて少しずつ伸びていくものです。環境を整え、興味のあることに取り組ませ、ポジティブな声かけを心がけることで、自然と集中力は育っていきます。焦らず、子どものペースを大切にしながら、集中力を育てていきましょう。