首すわりの時期はいつ頃?促すための方法とは

自分で首が支えられない赤ちゃんは、ママ・パパが首を支えてあげなければいけませんよね。赤ちゃんは一定の時期になったら首がすわりはじめ、次第に自分の力だけで座ったり立ったりできるようになります。
では、具体的な首すわりの時期はいつ頃なのでしょうか。首すわりを促す方法はあるのでしょうか。今回は首すわりの時期や首すわりの練習について紹介します。
首すわりはいつごろから?
首すわりとは、赤ちゃんの首が大人の支えがなくても安定している状態のことです。首がすわった赤ちゃんは、自分で自由に首を動かしていろいろな方向を見ることができます。周囲のものに興味をもてるようになるため、首すわりは赤ちゃんの成長過程に欠かせない段階です。
早い赤ちゃんで生後2か月頃から首すわりの時期に入り、生後5か月頃までに大半の赤ちゃんができるようになります。もちろん、個人差があるので、ほかの赤ちゃんと比べて遅い・早いなどを気にする必要はありません。
赤ちゃんの発育がゆっくりの場合や、早産で未熟児だった場合は、首がすわるまで通常より長くかかることがあります。赤ちゃんの体格や頭の大きさ、重さなども首すわりの時期に関わるため、あまり気にしすぎずに根気強く見守りましょう。
首すわりはどこで判断する?
首すわりが完了したかどうかは、どのように判断すれば良いのでしょうか。ひとつの基準は、うつ伏せになったときに自分で頭を持ち上げられるかどうかをチェックすることです。赤ちゃんの機嫌が良いときにうつ伏せに寝かせてみて、自分で首を持ち上げる素振りを見せたのなら首がすわっていると判断できます。この時、うつ伏せ状態の赤ちゃんの側から離れることが無いよう注意してください。
もうひとつの基準は、仰向けにして腕を持ち上げたときに頭がついてくるかどうかです。赤ちゃんの腕を優しく持ち上げ、上体が起き上がったときに頭が体に遅れることなくついてくるかどうかチェックしてみましょう。
上記の方法で首すわりが完了しているか確認することができます。いずれの方法も、無理に行わず安全には細心の注意を払って実施してください。赤ちゃんの腕を持ち上げたり、うつ伏せにしたりするのが不安な人や、本当に首すわりができているか判断できない人は、健診のときに病院の先生に判断してもらいましょう。
首すわりの練習
これまで紹介したとおり、首すわりの時期には個人差があるので、ほかの赤ちゃんより遅くても気にする必要はありません。
しかし、なかなか赤ちゃんの首がすわらなくて気になる人は、首すわりの練習をしてみるのも良いかもしれません。練習をすることで首の発達を促すことができます。
練習方法の一つとして、縦抱きをすることが挙げられます。赤ちゃんを抱っこして片手を赤ちゃんのひざの下に差し込み、もう片方の手で体を支えてみましょう。前向きに縦抱きする場合は赤ちゃんの両手が前に出るように赤ちゃんの体の位置を調節し、慣れてきたら前のめりになるように腕をまわして胸を支えてあげます。
また、おもちゃを使って赤ちゃんの視線を誘導し、いろいろな方向に首を向かせる練習をするのもおすすめです。首を上下左右に動かすトレーニングをすることで、首すわりのサポートにつながります。赤ちゃんはいろんなものを見て興味をもてるようになるので、学びの機会にもなって一石二鳥です。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は首すわりの時期や、首すわりを促す練習方法について紹介しました。首すわりは赤ちゃんの成長過程に欠かせない要素のひとつです。
ママ・パパも赤ちゃんの首がすわったことで抱っこやお風呂など日々のお世話が格段にしやすくなるでしょう。
首すわりの時期は赤ちゃんの体格や頭の大きさによって個人差があるため、時期が多少遅くても気にすることはありません。
どうしても気になる場合は、練習をして首すわりを促すのもひとつの方法です。赤ちゃんの成長をサポートしながら、温かく見守ってあげましょう。