小学校入学準備はいつから?購入アイテムと入学に向けた生活習慣までわかるチェックリスト
小学校入学は、子どもにとって生活が大きく変化する一大イベントです。親としても、入学準備をいつからどのように始めるべきか悩むことが多いでしょう。
入学準備では、学用品や制服の購入、生活習慣の見直しなど、心得ておきたいことがたくさんあります。早めに計画を立てておくことで、余裕をもって入学の日を迎えることができます。
今回は、入学前年から入学直前までの入学準備スケジュールと、購入しておきたいアイテムや身に付けておきたい生活習慣も合わせて紹介します。
目次
小学校の入学準備はいつから?目安のスケジュール

小学校への入学準備は、入学前年から少しずつ進めるのが理想的です。以下に、時期ごとのスケジュールと準備のポイントをまとめました。
・入学前年の2月〜9月ごろ
この時期は、準備のスタートとしてランドセルの購入や学校見学を始める家庭が多いです。
特に5月~8月は、ランドセルの購入が集中する時期で、人気モデルは早々に売り切れることもあります。そのため、希望のランドセルを手に入れるためには早めに検討しましょう。
また、春から秋にかけては、私立や国立小学校の学校見学が始まります。興味のある学校があれば、見学会の情報を事前にチェックしておきましょう。
・入学前年の9月〜12月ごろ
年末年始を目処に、お住まいの市区から「就学通知書」が届きます。「就学通知書」は入学式での提示が必要なため、大切に保管しておきましょう。なお、送付される時期は市区によって異なり、お住まいの市区のホームページから確認できます。
また、健康診断や学童保育など、生活面の準備を進める時期です。
アレルギーや発達面など学校側に伝えておきたい情報がある場合は、就学時健康診断で事前に相談しておくと学校やかかりつけの病院とスムーズに連携できます。
学童保育の申し込みもこの時期に始まります。自治体や民間施設によって申込期間が異なるため、案内をよく確認し、早めに手続きを進めましょう。
学童保育については、以下の記事で詳しく紹介しています。
「学童保育とは?種類と公設・民設の違いや選び方を紹介」
・入学する年の1〜2月ごろ
この時期は、入学説明会への参加が中心です。説明会では、学校生活や年間スケジュール、入学式、必要な学用品についての案内があります。
体操服やお道具箱など、一部の学用品は説明会当日に購入できる場合もあります。学校指定のものはネット購入ができないこともある上に、学校によっては現金払いのみ対応のケースもあります。当日はまとまった費用や持ち帰り用のかばんを用意するなど、事前の確認と準備が必要です。
・入学する年の2〜3月ごろ
いよいよ本格的な入学準備の時期です。指定された学用品や持ち物をそろえ、すべてに名前を記入する必要があります。
制服がある学校では、この時期に採寸と発注を行います。早めに準備しておきたいママ・パパもいるかもしれませんが、子どもの体は日々成長していくため、採寸・購入するならこのタイミングがベストです。また、制服がない場合は必要ありませんが、入学式で着る服は売り切れやアイロンがけなどの準備の手間を考慮して、2月中に用意しておくのがベターです。
小学校入学前に購入しておきたいアイテム

入学準備の際は、以下のアイテムを揃えておきましょう。
文房具一式:筆箱、鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、定規、鉛筆削り、ネームペン、下敷き、はさみ、のり、クレヨン、は必須です。ノート類については1冊目に限り、学校から配布される場合もあります。その際は前もって準備する必要はありません。
衣類:上履き、体操服、体操帽(赤白帽)、体育館シューズ、給食着、水着など。衣類に関し
ては、学校から購入先を指定される場合が多く、実際に店舗まで買いにいく必要があります。
カバン類:ランドセル、上履き袋、体操服入れなど。ランドセルは耐久性や背負いやすさもチェックしましょう。
レイングッズ:レインコート、傘、レインブーツ、ランドセル用レインカバーなど。雨の日の安全確保のためにも、子ども自身が取り扱いやすいものを選びましょう。
防犯グッズ:防犯ブザー、GPS端末、キッズ携帯など。なお、キッズ携帯の持ち込みは禁止されている学校もあり、事前の確認が必要です。
その他:ハンカチ、ティッシュ、水筒、名札ホルダーなど。つい忘れがちですが、すべての持ち物に記名するよう気を付けましょう。
上記はあくまで必要最低限の持ち物で、なおかつ持ち物に対して細かな指定があるケースが多いため、進学先の小学校からの案内にはしっかり目を通しておきましょう。
小学校入学前に身に付けておきたい生活習慣
学校生活への適応がスムーズであれば、子どもも親も新しい日常をより楽しめます。そのためにも、単に準備物を揃えるだけでなく、日常生活で自立心や安全意識を育むことが重要です。以下に具体的な習慣をまとめたので、ぜひ取り入れてみてください。
・早寝早起きの習慣をつける
朝の支度や登校の時間に余裕を持たせるために、入学前から早寝早起きの習慣をつけておきましょう。
・通学路や交通ルールを確認する
安全に通学できるよう、通学路を歩いて交通ルールを学ばせます。家のなかで伝えるだけでなく、危険そうなポイントや信号の渡り方、横断歩道の使い方など、実際に通学路を歩きながら子どもと一緒に確認しましょう。
・防犯知識を持たせる
防犯ブザーの使い方や、知らない人に声をかけられた場合の対応、車が近づいてきたときの対処法などを教えます。
・食事を時間内に食べられるようにする
小学校の給食時間は45分程度が一般的で、準備や片付けを含めると実際に食べられる時間は15〜20分程度です。1年生の食事時間に対しては学校も余裕をもった時間配分を想定しているものの、限られた時間内で食事を終える練習も少しずつしておきましょう。
・椅子に長時間座れるように練習する
授業に集中して座っていられるよう、家庭でも短時間の座学や読み聞かせなどで座る練習をすると効果的です。
・ひとりでトイレに行けるようにする
個室に入る、鍵を閉める、流す、手洗いしてハンカチで拭くといった一連の動作をひとりでできるように練習します。和式トイレの使い方も確認しておくと安心です。
・学習のための準備をしておく
鉛筆の持ち方やひらがな・数字の書き方を習得しておくと、入学後の学習がスムーズになります。また、時計の読み方を覚えておくことで、時間の管理がしやすくなり、学校生活の見通しを持たせやすくなります。
まとめ
小学校入学準備は、1年前から計画的に進めることで、子どもも保護者も安心して新生活を迎えられます。持ち物の準備に加えて、生活習慣や通学路の確認など日常面の準備も大切です。少しずつ整えて、自信を持って入学式の日を迎えられるようにしていきましょう。