お手伝いでお小遣いを渡すメリット!頼めることや注意点も解説
お手伝いを通じてお小遣いを得る経験は、子どもが「働くこと」や「お金の大切さ」を学ぶ貴重な機会になります。あるいは、金銭的な側面に限らず、子ども自身の『生きる力』を育むきっかけのひとつにもなり得るかもしれません。今回は、お手伝いでお小遣いを渡すメリットや頼む際のポイントと注意点についてご紹介します。
目次
お手伝いでお小遣いを渡すメリット

お手伝いをしてお小遣いをもらう中で、子どもは成長につながるさまざまなことを学びます。代表例をいくつか紹介しましょう。
お金を稼ぐ意味や大変さに気づける
お手伝いでお小遣いをもらう体験によって、「お金はいつも当たり前に用意されるものでなく、働いて得るものなんだ」という社会の大前提を自身の実体験にもとづいて理解するようになります。
「欲しいから買う」だけでなく、「がんばったから手に入る」という感覚が芽生えると、社会の仕組みに対する子どもの視野がぐっと広がります。
お手伝いへのモチベーションが上がる
「ありがとう」という言葉に加えて、物質的なごほうびがあることで、子どもはお手伝いを楽しみながら続けられるようになります。できたことを認めてもらえると、「またやってみよう」という気持ちにもつながります。
ママ・パパにとって、意欲的なわが子の姿は誇らしく、子育ての喜びを感じさせてくれるかけがえのない瞬間でもありますよね。
お手伝いを通して、親子の会話が自然に増えるのも、ママ・パパにとってはささやかな喜びになるでしょう。
お金の貯め方を学べる
お小遣いをもらうようになると、子どもは自然と「使う
貯める」を考え始めます。「あと○○円で欲しいものが買える、だから無駄遣いをやめよう」と自分で考えて行動に移した結果、欲しいものが手に入ったという過程によって、計画的に行動する力が育まれていきます。
自分のお金で買う喜びを味わえる
自分で努力して得たお金で欲しいものを買うことは、子どもにとって非常に大きな成功体験です。努力の価値を知り、買ったものを大切にするようになります。また、自分が持っているだけのお金、ひいては資産をどう活用するかの優先順位を子ども自身が考えることで「本当に必要かどうか」を見極める力が育ちます。
物を大切に扱う姿勢は、心の豊かさや責任感にもつながるため、子どもの人格形成にも大きな意義があることは明らかです。
子どもに頼めるお手伝いの内容

子どもに頼めるお手伝いの例は、以下のようなものがあります。
おすすめのお手伝い
・自分の使った食器を洗う
・玄関の靴をそろえて下駄箱にしまう
・洗濯物を干す
・郵便物を運んで家族に渡す
・簡単な料理のサポート(こねる・まぜるなど)
・食後のテーブル拭き
・家族分の配膳
・洗濯物畳み、収納
参考:ミサワホーム「年齢別お手伝い実践一覧表」
ただし、お手伝いをお願いするときは、子どもの成長段階や生活リズムに合った内容であることが大切です。大まかな目安としては、以下の通りです。
子どもの成長に応じて頼むことを変える
子どもの成長段階を踏まえて、依頼する内容を考えましょう。
まずは、「短い時間で終わる」「成功体験が得られる」内容がおすすめです。成長をして慣れてきたら、少し長めの作業や責任感のあるお手伝いを任せてみるなどするとよいでしょう。任せてもらえた経験が「自分は頼りにされている」という気持ちになり、自己肯定感や自信を育ててくれます。
平日と土日で量や難易度を変える
学校のある平日は軽めにし、時間に余裕のある土日は少しレベルの高いお手伝いにするなど、その時の状況に応じて、調整しながら取り組むと無理なく続けられます。
なかには慣れない作業や単調なタスクに抵抗感を抱いてしまう子どももいるかもしれません。成功体験を積み重ねるには、なによりも継続が重要です。まずは土日などの時間に余裕があるときのみお手伝いを頼んでみたり、楽しみながら取り組めるようなひと工夫を用意してあげるとよいでしょう。
お手伝いでお小遣いを渡す際に気を付けること

お手伝いとお小遣いの仕組みをうまく運用するには、家庭内のルールづくりが欠かせません。あいまいなまま始めてしまうとトラブルにつながることもあるため、最初に方針をしっかり決めておくことが大切です。
実践する際は、以下のポイントを意識しましょう。
お手伝いの出来栄えが十分でないときは丁寧に伝える
お手伝いを「仕事の一つ」として位置づける場合、仕上がりが基準に達していないときに指摘することは決して悪いことではありません。大切なのは、叱るのではなく、どうすればもっと良くできるかを一緒に考える姿勢です。
例えば「ここをこうするともっとピカピカに(はやく)できるね」と具体的に伝えることで、子どもは次への意欲を持ちやすくなります。
「次はもっと良くできるかもしれない」という期待感を子ども自身が抱ければ、改善や工夫の視点を持つようにもなり、より主体的な行動力へとつながっていくのです。
ママ、パパがきっちり管理する
どのお手伝いをどのくらい行ったか、またお小遣いをいくら渡すかなどは、ママ
パパが明確に把握しておくことが大切です。
ルールがあいまいなまま進めてしまうと、「やった、やっていない」の認識にずれが生じ、トラブルの原因になることもあります。
おすすめしたいのは、表やアプリを使って記録を残しておくこと。管理がしやすくなるだけでなく、子どもの頑張りが見える形になり、モチベーションアップにもつながります。
まとめ
お手伝いの対価としてお小遣いを渡す仕組みは、「働くこと」や「お金の使い方」を自然に学べる良いきっかけになります。家庭の状況に合わせてルールを決め、子どもの性格やペースに合わせながら、できるところから少しずつ取り入れてみてくださいね。