初めての陣痛!どんな痛み?前兆はあるの?

赤ちゃんが産まれる予定日が近づくと、いつ陣痛が来るのか期待と不安で胸がいっぱいになるものです。初めての出産では、陣痛がどれほどの痛みなのかわかりませんよね。陣痛はいったいどんな痛みなのでしょうか。また前兆はあるのでしょうか。今回は、陣痛の痛みや前兆について紹介します。
陣痛って何だろう
陣痛は、出産時に赤ちゃんを母体から押し出すときに起こる子宮の収縮のことを指します。子宮が縮まったときに痛みを感じるのです。
陣痛には、「前駆陣痛」「本陣痛」「後陣痛」の3つがあります。それぞれを解説していきます。
前駆陣痛
前駆陣痛は、出産予定日の1か月ぐらい前から起きる子宮の収縮です。陣痛の一種ですが、すぐに分娩につながるわけではありません。間隔は不規則で、おなかが少し硬くなって痛みが出てきます。
本陣痛
本陣痛が起こると、いよいよ分娩につながる痛みが始まります。一定の間隔で痛みが訪れ、徐々に短くなるのが一般的です。間隔が短くなるほど痛みが強くなる傾向にあります。
後陣痛
後陣痛は、出産後に広がった子宮が元の大きさに戻るときに起こる陣痛です。人によって異なりますが、出産後3日~7日ほど続くといわれています。
陣痛の前兆は?
出産の前後に起きる陣痛は、一般的には本陣痛のことを指すことが多いです。その本陣痛が始まるときにはどのような前兆があるのでしょうか。
最もわかりやすい前兆としては、破水です。破水によって子宮内の羊水が外に出てきたら、間もなく陣痛が始まります。破水から24時間以内には分娩が始まることが多いので、陣痛のひとつの目安になります。
ただ、実は分娩よりも前に破水をする人は全体の4割未満ともいわれており、分娩の最中に破水する人が大半です。
また、「おしるし」と呼ばれる前兆があることもあります。これは、子宮壁から卵膜が剥がれ落ちることによって起きる少量の出血です。鮮血ではなく、ピンク色のおりもののようなものが出てきたという人もいます。もちろん、おしるしが来ないまま出産を迎える人もいるのですが、目安にはなりそうですね。出産に向けてホルモンバランスが乱れることで、おりものの量が増えることもあります。
ほかにも、胎動が激しくなるのも陣痛の前兆です。赤ちゃんが骨盤に頭をはめることで胎動が激しくなることがあります。
自分の体にいつもと違うことが起きると、「これも陣痛の前兆かも?」とナーバスになってしまうかもしれません。いつ陣痛が来ても慌てないように事前に入院の準備をしっかりしておきましょう。とくに臨月はいつ産まれてもおかしくないため、心と体の準備をしておきたいですね。
陣痛はどんな痛み?
陣痛はものすごく痛く感じる人から、あまり痛みを感じない人まで、痛みの感じ方はさまざまです。いったいどんな痛みなのでしょうか。
陣痛の痛みは、「鼻からスイカを出すような痛み」というのが最もポピュラーな表現です。聞いているだけでも痛そうに感じますが、痛みの感じ方は人それぞれ違います。「重い生理痛のような鈍痛が続く」と例える人もいるため、はっきりと「こんな痛み」というのは難しいかもしれません。
また、陣痛で痛みをあまり感じない人もいます。初産婦さんでも陣痛に苦しむ時間も短く、痛みも少なかったという人もいれば、経産婦さんでも初産の時よりも痛かったという人もいるのです。出産経験が直接的に陣痛の痛みの程度へ結び付くことはないといえるでしょう。
陣痛が始まったら、マッサージをお願いしたり声を出してみたり、あまり痛みにとらわれないようにできるだけリラックスして過ごせる環境を作ることをおすすめします。
まとめ
今回は陣痛の痛みについてその前兆やどんな痛みなのかについて紹介しました。陣痛の前兆や痛みは人それぞれ違いますが、陣痛や分娩へのイメージをもつために、出産を経験した人に体験談を聞いておくのも良いかもしれません。