ワンオペお風呂を攻略!準備から手順、注意点まで徹底解説

ワンオペで赤ちゃんをお風呂に入れる際、その手順や準備に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。自分一人で赤ちゃんの世話をしながらお風呂を済ませるには、事前にしっかりと準備を整え、お風呂に入る順番を工夫することが何よりも重要です。今回は、ワンオペでお風呂に入れるときの準備やおすすめのやり方、注意点を解説します。
ワンオペお風呂に必要な準備
まずは、ワンオペでお風呂に入れる前に準備しておきたいポイントを紹介します。
脱衣所をあたため、湯冷めしにくい環境にしておく
お風呂から出た後、脱衣所で体が冷えないようにあらかじめ室温を暖かくしておきます。お風呂上がりは赤ちゃんのスキンケアなどを優先して行うため、体を拭いたらそのままでいることがほとんどです。室温を20℃前後に保っておくと、湯冷めしにくくなります。
綿棒やローションなどのグッズを用意しておく
赤ちゃんをお風呂から出した後は、乾燥しないようにローションを塗ったり、鼻や耳に入った水分を綿棒で軽く取ったりするケアが必要です。必要なグッズをあらかじめ用意しておけば、湯冷めする前にスキンケアがしっかりできます。
上の子と一緒に入る場合は、上の子が着るパジャマや肌着もあらかじめ用意しておきましょう。
赤ちゃんの服やオムツを広げて置いておく
赤ちゃんのスキンケアが終わったらすぐ着替えられるように、服や肌着、オムツをセットしておきます。
体を拭くためのバスタオルを広げ、その隣に洋服一式を置いておくとスムーズです。このとき、服の上に肌着を重ねて広げておくと、そのまま順番に着られます。
脱衣所に赤ちゃんが待てるスペースを用意する
先にママ・パパがお風呂に入ったり、上の子を先に入れたりする場合は、脱衣所に赤ちゃんが待っていられる場所を作っておきましょう。バスタオルを重ねて敷いた上に寝かせたり、バウンサーを置いたりして寝かせておきます。
ただし、脱衣所では、洗剤類やそのほかのバス用品による事故が起きる可能性があります。そのため、しっかり整理整頓をし、赤ちゃんが何かを誤って触ったり飲み込んだりしないように注意しましょう。
また、赤ちゃんを待機させている間も目を離さないよう、浴室のドアを開けておくなど、必ず様子がみられる環境にしましょう。
お風呂上がりに飲めるミルクやお茶を用意しておく
入浴によって赤ちゃんの体から水分が奪われるため、水分補給が重要です。脱水を防ぐためにも、ミルクや麦茶など、月齢に合った飲み物を事前に用意しておきましょう。入浴後すぐに与えられるように準備しておくと、ママ・パパも安心して対応できます。
ワンオペお風呂の手順
しっかり準備をしたら、いよいよ赤ちゃんとのバスタイムです。ワンオペでお風呂に入れるときは、下記の手順で進めていきます。
赤ちゃんを脱衣所に待機させる
前述のように脱衣所に待機スペースを作ったら、赤ちゃんの服を脱がせておきます。バスタオルでくるんでおくと寒くないので、室温に合わせて使いましょう。
ハイハイなど、自分で動ける月齢の赤ちゃんの場合は、脱衣所のドアを閉めて外に出ないように注意します。動けない赤ちゃんでも、バウンサーやベビーチェアから落ちないように寝かせておきます。
自分の体と髪を先に洗う
先にママ・パパが自分の体や髪をさっと洗ってしまいます。自分が洗っている間は、浴室のドアを開けて赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。時々話しかけてあげると赤ちゃんも安心するため、お話を楽しみながらも手早く済ませるのがコツです。
赤ちゃんを入浴させる
ママ・パパが洗い終わったら、赤ちゃんを浴室に入れて体や髪をやさしく洗っていきます。ベビー用石けんなど月齢に合わせたものを選び、よく泡立ててから使いましょう。泡を使っていると手がすべりやすいため、赤ちゃんを落とさないようにしっかり抱えて洗います。
赤ちゃんと湯船に浸かる時間は3分程度が目安で、大人のようにゆっくり浸かりすぎないように注意します。入浴時間はトータルで15分程度に抑え、負担にならない程度で切り上げることも大切です。
赤ちゃんと一緒にお風呂から上がる
体を洗って湯船であたたまったら、脱衣所やリビングに用意しておいたバスタオルで赤ちゃんをくるみ、ママ・パパは先に体をさっと拭いてしまいます。
赤ちゃんの体もやさしく拭いたら、綿棒やローションで赤ちゃんのスキンケアを行います。その後、着替えを済ませて、水分補給をしたら完了です。
ワンオペお風呂で子どもを2人入れるポイント
上の子も一緒にお風呂へ入れたい場合や赤ちゃんが双子の場合など、子ども2人を入れる場合は、下記の方法がおすすめです。
上の子+赤ちゃんと3人で入る場合
上の子と赤ちゃんをお風呂に入れる際、最も効率の良い順番は「上の子→大人→赤ちゃん」です。上の子は体や髪を洗った後、洗い場で待たせるか、先に湯船に入ってもらいます。その後、大人が手早く洗い、赤ちゃんを浴室に入れるとスムーズです。
お風呂から上がる順番は赤ちゃん→上の子をおすすめします。こうすることで、赤ちゃんが冷えないように素早くケアをし、その後に上の子が着替える流れになります。
双子と3人で一緒に入る場合
赤ちゃんが双子の場合、お風呂の難易度はかなり高くなります。洗う順番は「大人→赤ちゃん」の順番で進めると良いでしょう。双子の場合は大人が一緒に湯船に浸かるのが難しいことが多いため、大人の方は無理に湯船に入らず、赤ちゃんのお世話に専念するのもひとつの方法です。
ワンオペお風呂の注意点
赤ちゃんをワンオペでお風呂に入れるときは、月齢ごとに注意点が違います。
生後1ヶ月~首すわりの頃
新生児期を過ぎて間もない頃の赤ちゃんは、筋肉が十分に発達していない状態です。特に首がすわるまでの間は、頭を支えるだけの十分な筋力が備わっていません。お風呂に入っている間は、赤ちゃんの首や頭をきちんと支えることが重要です。
首すわり〜寝返り、おすわりの頃
寝返りやおすわりができる頃は、赤ちゃんの行動範囲や興味が大きく広がります。好奇心のままにさまざまなものに触ったり、口に入れてみたりと、より目が離せなくなる時期です。
浴室内の石けんや脱衣所の洗剤類などを手が届かない場所に置いて、誤って口に入れないように気を付けましょう。
おすわり〜つかまり立ちの頃
つかまり立ちを始めた頃に注意したいのが転倒事故です。浴室は床がすべりやすく、家の中で最も転びやすい場所とされています。浴室内に滑り止めマットを敷いて、転びにくい環境づくりをしておきましょう。
つかまり立ち〜あんよ以降
少しずつ歩けるようになってくると、浴室内でも赤ちゃんが気ままに移動し始めます。とはいえ、まだ歩き方もおぼつかないので、転んだり湯船に落ちたりする可能性も否定できません。赤ちゃんからは決して目を離さず、安全にお風呂が楽しめるように気を配りましょう。
まとめ
赤ちゃんをワンオペでお風呂に入れるときは、必要な着替えやグッズをあらかじめ用意しておくのがポイントです。お風呂に入る順番は大人や上の子を先にして、後から赤ちゃんを入れると余裕をもって進められます。
赤ちゃんが寝返りやつかまり立ちができるようになってくると、浴室内での転倒事故なども起きやすくなります。慣れてきても赤ちゃんからは目を離さないようにしながら、親子でバスタイムを楽しんでください。