新幹線にベビーカーは持ち込める?どこに置けば良いの?
新幹線での赤ちゃんとの旅行を計画中の方、ベビーカーはどうしたらいいのだろうと不安を感じていませんか?快適な旅行のための準備や注意点が分からず、戸惑っている方も多いでしょう。
今回は、新幹線にベビーカーを持ち込む際に知っておきたいポイントや、おすすめの座席について紹介します。
目次
新幹線にベビーカーを持ち込むことは可能?
新幹線へのベビーカーの持ち込みは可能です。予約する必要もなく、赤ちゃん連れの旅行や帰省の際に便利に利用できます。
ただし、注意点もあります。新幹線には専用のベビーカー置き場がなく、折りたたむ必要があります。
主な収納場所は、頭上の荷物棚か座席の足元です。頭上の荷物棚は奥行き40~45cm、高さ30~35cm程度のスペースがあり、折りたたんだベビーカーを収納できる可能性があります。ベビーカーのサイズによっては、折りたたんで座席の足元に置くことも可能です。
新幹線をスムーズに利用するためには、事前にベビーカーのサイズを確認し、収納方法を検討しておくと良いでしょう。
新幹線にベビーカーを持ち込むならどの座席がいい?
新幹線でベビーカーを利用する際、座席選びは重要です。快適な旅行のために、おすすめの座席を3つ紹介します。
指定席
赤ちゃん連れでベビーカーを持ち込む際には、指定席がおすすめです。自由席は安価に利用できますが、混雑時に座れないリスクが高いためです。
指定席なら確実に座席を確保できるため、ベビーカーの置き場所も計画しやすくなるでしょう。混雑時に、他の乗客とのトラブルを避けやすい点でも安心です。
なお、指定席料金は「自由席料金+530円」を基本としています。ただし、繁忙期や特定の列車では料金が変動するほか、東海道・山陽新幹線の「のぞみ号」「みずほ号」は、指定席に限り「加算料金」がかかるので、事前に確認してから計画を立てましょう。
また、ベビーカーを持ち込む際、荷物棚に置けるかどうか確認しておくことも大切です。荷物棚のサイズは、奥行き40~45cm、高さ30~35cmが一般的です。ベビーカーを折りたたんだときに、このサイズに収まるようであれば置くことができます。
車両の最前列の座席
車両最前列の座席の利点は、他の座席と比べて足元のスペースが広くなっていることです。ゆとりのある空間は、折りたたんだベビーカーを置くのに適しています。
前に座席がないため、前の乗客のリクライニングを気にする必要もありません。赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したりする際にも便利です。
ただし予約開始と同時に埋まりやすいので、早めの予約をおすすめします。
車両の最後列の座席
新幹線の車両最後列の座席を確保しておくと、座席と壁の間のスペースに折りたたんだベビーカーを置くことが可能です。
東海道・山陽・九州・西九州新幹線では、一部指定席車両の最後部座席が「特大荷物スペース付き座席」になっており、予約することで利用できます。指定した座席の後ろのスペースに、3辺の合計が160cm超250cm以内のものを置くことができます。事前予約をしておけば、通常の指定席と同料金で利用することが可能です。
本来、ベビーカーであれば、座席を予約することなく特大荷物スペースに置くことが可能です。ただし、状況によっては「特大荷物スペース付き座席」を予約した乗客の荷物でスペースが埋まってしまうことも考えられます。
そのため、ベビーカーを特大荷物スペースに置きたい場合は、あらかじめ予約することをおすすめします。
新幹線にベビーカーを持ち込む際の注意点
新幹線にベビーカーを持ち込む際は、他の乗客への配慮と安全性を考慮することが重要です。旅行を楽しむために、下記で紹介する3つの注意点に気を付けましょう。
共有スペースに置かない
新幹線にベビーカーを持ち込むときは、共有スペースに置かないようにしましょう。通路やデッキなどの共用エリアにベビーカーを配置すると、他の乗客の移動を妨げ、安全上のリスクにもなります。
たとえ車内が空いているように見えても、緊急時の避難経路を確保するため、これらの場所にベビーカーを置かないようにしましょう。
空席に置かない
新幹線の空席にベビーカーを置くことは避けましょう。その席を購入している他の乗客が途中の駅から乗車する可能性もあります。隣の座席が空いていても、その席の乗車券を購入していない限り、ベビーカーを置くことはマナー違反です。
置き場所に困った場合は、車掌に相談してみましょう。状況に応じて適切な対応をしてくれる場合があります。
周囲に配慮する
新幹線でベビーカーを座席の下に置く際は、周囲への配慮も大切です。
特に、前の座席の乗客がリクライニングする際に支障が生じる可能性があるため、事前に一言伝えておくと良いでしょう。「ベビーカーを置いているので、座席を倒されるときはご注意ください」といったように一声かけておくことで、トラブルを未然に防ぎやすくなります。
まとめ
赤ちゃんとの初めての長距離旅行も、適切な準備と周囲への気遣いがあれば大丈夫。家族の素敵な思い出作りに、ぜひ新幹線を活用してみましょう。今回紹介した座席は人気が高いため、早めに予約することをおすすめします。