哺乳瓶の消毒!どうやって?いつまでやるの?

赤ちゃんの身体はか弱くて繊細なので、ミルクをあげる哺乳瓶には消毒が必要です。とはいえ、消毒が面倒と感じているママ・パパは多いのではないでしょうか。
ここでは、哺乳瓶の消毒の必要性と消毒の方法をまとめて紹介します。
目次
哺乳瓶に消毒が必要な理由とは?
洗剤で洗えば雑菌を落とすことはできる気がしますが、どうして哺乳瓶の消毒が必要なのでしょうか。また、いつごろまで、どのくらいの頻度で消毒すれば良いのでしょうか。
なぜ?
哺乳瓶の消毒が必要な理由は、免疫力・抵抗力が低い赤ちゃんの身体を、さまざまな病気から守るためです。
使い終わった哺乳瓶は乳首・キャップを分解し、洗剤で洗浄すれば問題ないという考え方もあるものの、油断はできません。食中毒を引き起こす雑菌の中には、洗剤で落としきれないものがたくさんあるとされているからです。
赤ちゃん用のミルクは栄養価が高いので、哺乳瓶に残ったわずかな汚れをエサにして雑菌が繁殖してしまいます。そのため、赤ちゃんが菌を口にしないように、哺乳瓶は毎回消毒してから使うことが大切なのです。
いつからいつまで必要?
とはいえ、哺乳瓶が必要な期間中ずっと消毒が必要というわけではありません。赤ちゃんの免疫力や病気への抵抗力は、成長するにつれて向上していくからです。そのため、哺乳瓶の消毒は、6カ月頃を目安にやめても大丈夫といわれています。個人差はあるものの、一般的に生後6カ月を過ぎた頃には十分な免疫力が備わっていると考えられているからです。
ただし、時季や赤ちゃんの体調によっては6カ月以降も哺乳瓶を消毒することを検討してください。例えば、湿度や気温の高い梅雨時や真夏の高温多湿な時季は、カビや雑菌が活発に繁殖するため危険です。また病後の回復期は抵抗力が低下しているため、念のため哺乳瓶を消毒することをおすすめします。
頻度は?
消毒の頻度は赤ちゃんの健康を考えて、1度使うごとに行う人が多いようです。哺乳瓶を何本か用意しておいて、使用済みのものをまとめて消毒すれば、回数を減らせるでしょう。
哺乳瓶の消毒方法は3つ
哺乳瓶の消毒に負担を感じている人は、消毒方法を見直してみるといいでしょう。
哺乳瓶の消毒方法には、次の3種類があります。自分やご家庭にあった消毒方法を選べば、毎回の負担を減らすことができるでしょう。
手間はかかるけどコスパは◎煮沸消毒
煮沸消毒は哺乳瓶を鍋で沸かした熱湯に入れて消毒する昔ながらの方法で、気軽にできるのが魅力です。手間はかかるものの、特別な機材は必要ありません。哺乳瓶が入る大きさであれば持っている鍋で消毒できるので、コスパが良いというメリットもあります。
面倒な場合は洗った哺乳瓶をためておき、1日の最後にまとめて煮沸消毒をしてもかまいません。基本的に3~5分程度の煮沸が必要ですが、哺乳瓶や乳首、キャップの素材によって耐熱温度が違うため、取扱説明書を確認しておきましょう。
また、消毒後はしっかり乾燥させ、ホコリや雑菌が付かないようにケースに入れて保管することが大切です。
専用ケースで手軽にレンジ殺菌
専用のケースを使ってレンジ加熱し、蒸気を使って殺菌する方法で、手軽さが魅力です。ケースに洗った哺乳瓶をセットするだけなので簡単で、消毒しながらほかの家事もできるため、作業の負担を軽くできるでしょう。
購入費用はかかるものの、消毒後はそのまま保管ケースにもなるため、無駄がありません。「哺乳瓶の消毒時期を過ぎたら使わなくなるのがイヤだ」と思う場合は、ほかの食器の消毒や簡易蒸し器としても兼用できる商品を選べば、割高感が減るかもしれません。
漬け込むだけ 消毒液の利用
薬剤殺菌は、専用の消毒液に漬け込んで殺菌する方法です。非常に簡単で、確実に消毒できるため、産院などでもよく使われています。
薬剤を購入するぶんだけ割高感はあるものの、消毒に光熱費がかからないので、長い目で見ればコスパに優れています。漬け込んだまま保管してミルク作りのときに取り出すだけなので、手間がかかりません。産後の母体回復に集中したいときや、上にお子さんがいて忙しい人におすすめしたい消毒方法です。
まとめ
哺乳瓶生活は、消毒生活のスタートともいえます。手間も時間もかかるものの、消毒は赤ちゃんの身体を病気から守るために欠かせません。哺乳瓶の消毒を正しく続けるためにも、ママ・パパの生活スタイルや都合に合った消毒方法を選ぶと良いでしょう。